ステップ2 家を決めよう!

街を決めたら、次のステップは、家を決めること。

この、「家」を決めることが、「夏休みを世界に暮す」生活の中で一番重要な要素だと私は思っています。

なぜなら、一番滞在時間が長くて、一番リラックスできる空間だから。

だから、妥協することなく、我がままに、自分あるいは自分の家族にピッタリのおうちを決めていくのがポイント!だと思います。

(1)どのメディアで探すか
2011年頃の昔は、地道に海外の検索サイト(Homeaway.comとかHoliday houseとか)
で地道に探していました。
しかし、今は、断然、Air B&Bが一番使いやすいかなと思います。世界中の家が多く登録されているのと、google mapみたいなので、ロケーションと予算から、パっと選びやすいのと、家のオーナーさんとのコミュニケーションも割とシステムとしてとりやすい、というのが理由です。

(2)どういった基準で探すか
普段の交通手段をどうするか。レンタカーか交通公共手段か、をイメージしてから、以下のことを決めています。

基準1:デザイン(雰囲気)

いきなり、これですが、私にとってこれが一番大事。
非日常の世界にどっぷり浸れるわけですから、この家が醸し出す雰囲気が、その長期滞在のすべてを決めるといって過言ではない、わけですよ。

家の中の家具や壁紙の色やデザイン、窓、配置等、すべてが醸し出すデザインやスタイルを一番重視してます。これが、まあ、日本の自宅のデザイン性がまったくなっていないのが原因なんですけど。あまりに素人くさく。インテリアや家具もその場しのぎであわてて購入していますから、統一性なんかも全くないし。生活優先でやってきてますから、ベッドカバーもデザインがまちまちだったり、色がコーディネートされていなかったり、まぁ、残念なデザインなわけなので。

せっかく。バケーションレンタルで家を借りるっていうことは、家具を含めて全部の雰囲気を借りれるわけなので、絶対に気に入ったデザインのもの=私のドリームハウスを選んでいます。

で、どうやって探すかって?

それはもう、家の写真(前景、リビング、ダイニング、ふろ場、トイレ等)をみて、そのインスピレーションで探します。

その国らしさ、とか、その地域らしさが入っているもの、デザインやコンセプトに統一性があるものが私は好きでした。
ともかく、この家の中で感じ取る異国情緒とか、スタイリッシュさとか、がこの旅のすべてを決めると思っています。

基準2:ロケーション

あとは、機能性ですが、ロケーションは外せません。基本的に、私の場合、歩いて行ける場所に以下のスポットがあるところを選びます。(車をレンタカーする場合はあまりロケーションを気にする必要はありませんが、私はお酒を飲むのが好きなので、できれば、運転をしないですむ、歩いて行けるステイ場所を探します)

まず、スーパーや市場、おいしいパン屋さんとかの近くであること。食べ物の調達がしやすいところですよね。
また、飲食店街の近くであること。作る時間がないとき、あるいは、外の食事を楽しみたいときに、パっと歩いていける距離に興味のある飲食店がたくさんある地域がよいかと思います。
そして、アクティビティや見学スポットへ出発する拠点の近くであること。おそらく、ちょっと遠くの観光スポットに行ったりする時、現地ツアー会社のオプショナルツアーに参加することもあるかと思います。あるいは、交通公共機関を使って移動して、自分で行く場合、地下鉄やバス停等、公共交通機関の拠点が歩ける距離にある、ということが重要な要素だと思います。

基準3:ベッド数と食卓の椅子の数
人数分のベッドが十分にあること。ここは、3人分か4人分か、5人分か、ホテルなら、総計のコストは大きく変わってきますので、ベビーちゃんなら添い寝させ、コストを抑えようか等考えますが、家を借りる場合は、3人分か5人分かは、値段があまり変わりません。だから、一人がゆったりと寝られるベッド数を確保しましょう。
最近は、そうしたバケーションレンタルのサイトを利用すれば、こちらの人数と日程を入れると、該当するホームを教えてくれるシステムになっています。

人数より多めのベッド数を確保しておけば、ギリギリになって、親戚の家族も急遽参加する、あるいはお友達の家族も参加するといった事態でも、家を変える必要がなく、値段もおそらくエクストラベッドを入れない限り、値段はあまり変わりません。ですから、宿泊予定人数より少し多めの人数が泊まれる家を確保するとよいと思います。

意外に重要だと思うのが、食卓の椅子の数です。エクストラベッドで寝るスペースを確保した場合は特にダイニングルームの椅子の数をチェックしてください。リビングルームの場合、そこに座る人もいたり、座らない人もいたりするので、正確に椅子の数が人数分揃っている必要はないのですが、食事するダイニングルームだけは、家族なり、滞在する人が一緒に集いますので、かならず、人数分揃っているか確認するとよいと思います。

基準4:水回り
とくに、小さなお子さんがいる場合、水回りをよくチェックしてあげてください。
私の場合、まず、お風呂の写真をチェックします。日本人の場合、バスタブがある方がなにかと疲れた体を休めることができますので、シャワールームに、バスタブがある家を選ぶようにしています。特に長期に滞在しますので、シャワーだけで済ませるだけでは、なんだか居心地が悪いような気が徐々にましてきます。

基準5:その他の設備
私としては、以下の設備が付属している設備を選びます。

・Free Wi-Fi:フリーワイファイ
もう、これはマストアイテム(必需品)。
海外に暮らしながらも、仕事をオンラインでこなすこともあり得ますので、ネット環境がないと大変ですね。また、日本に残っている家族との会話もネット環境があれば、今なら、SkypeやらLine、Zoomなどでほぼ値段を気にせず会話することができますよね。(昔は、高い料金の国際電話、値段を気にしながら短い会話をしていたんですけどね。本当に、今は便利な世の中になりました。)

・洗濯機
やはり、家族で長期で滞在となると、洗濯機が付属している家が一番住みやすいですね。ですから、どんな種類の洗濯機でも構わないのですが、洗濯機がついている家がいいですね。どうしてもない場合、バスタブのある家だったら、私は、よくバスタブでお風呂入った後、洗濯をしてました。だから、洗濯機がないとやっていけないってことはないんですけど、やっぱり、面倒ですね。(ちなみに、私は、必ず、自宅から日本製の洗濯洗剤を持っていきます。なんだろう、日本製品信仰者なのかも。ただ、慣れない土地にいきなりいって、慣れないデザインの洗剤を買うより、とりあえず慣れてある洗剤を放り込んで洗濯できる方がいいですね。)

・ケーブルテレビ
ケーブルテレビは必需品ではないのですが、あると子どもたちは喜びます。(英語の番組でも、意味はわかるのかわからないのか、とりあえず一生懸命リスニングして、大笑いしてます。)日本語でニュースが聞きたい方は、ケーブルテレビがあるとNHKも視聴できますし。

・エアコン
行く先にもよりますが、年々、地球温暖化のせいか、気温が高くなっています。ですから、涼しい地域だと思って、エアコンのない地域に行ったとして、突然暑くなってしまったということもありえるわけです。基本、その地域の昨年の気温の推移をチェックするものの、地球温暖化の傾向があることを踏まえ、エアコンがあるところが無難かな、と思います。

<番外編>
・プール

子どもが小さいうちは、レンタルハウスはプール付きのものを選びました。毎日毎日泳いでいて、まぁ、よくあきないものだと感心しましたが、狭い日本の家では考えられない贅沢ですから、プール付きのおうちだと子どもはかなり喜びます。(運動にもなるし)
ただし、かなり深いプールのおうちも借りたことがありますが、プールの監視員(親)が常時付き添う必要があります…。その時は、かならずプカプアできる浮き輪や、腕輪を日本から持っていくことを忘れずに。